部下が動いてくれない悩みを抱えてる全ての方へ!人を動かす簡単な方法
- 2017/8/24
- 人間の本質

まず初めに、この世の全ての人があなたと同じ考えで生きている訳ではありません。
何に関心を持ち、何のために生きているか、同じ日本人同士であっても、例えば「目標」と言う言葉の捉え方も様々なのです。
「何に動機付けられて動くか」も人のタイプによって全く異なってくるのです。
部下が全然動いてくれないという悩みを抱えてる方が、まず初めにしなければならない事が「部下のタイプを知る事」なのです。
このステップを経由することで、驚く程あなたの部下は簡単に行動してくれるようになるでしょう。
ここでは、人のタイプについて、そして何に動機付けられて動くのかについて解説していきます。
部下が動かないという問題を抱えてる方、組織人事のトップに立つ方必見です。
まず初めに部下のタイプを知る事
前述の通り、人が何に動機付けられるのかはその方その方異なります。
王様じゃあるまいし、「これを俺のためにやっておくように!」なんて言っても全ての人が動くわけありませんよね?
「部下達に仕事をお願いしてるのに、あいつはなかなか動かないんだ。」
なんて言う話を居酒屋さんで飲んでる時に何度となく聞いたことがありますが、「動かない」なんて言う愚痴を言う前にあなたにもやるべきことがあるはずです。
人間関係において、人を変えようなんてオコガマシイ話です。
人を変える前にまずしなければならないのが、自分を変えることです。
人と人とは合わせ鏡などと言われているように、自分が変わることで驚く程相手は変わります。
今目の前にいる部下は何を大切にしているのか、まずは「相手を知ること」から始めることが重要になってくるのです。
彼を知り己を知れば百戦殆うからず
孫子の言葉で、こんな言葉があります。
現代にも通じる言葉で、「敵について、そして自分について(味方についての実情)知ることでどんな戦いも負ける事はない」という意味合いの言葉です。
戦をする際にも、まずは知ることが重要になってきます。
仕事でも、同様のことがいえるのです。
あなたのタイプは、どんなタイプですか?
様々な分類方法がありますが、今回は「目標達成型」なのか「ビジョン価値観型」なのかでチェックしていきましょう。
人が動く理由の具体例
次に、人は何に動機付けられて動くか様々です。
あなたの部下が「何に動機付けられて動くか」を知ることで、簡単に部下を動かすことができるようになります。
具体的には、
- 成長につながることに対して動く人
- 人の役に立ちたいという理由で動く人
- 評価や報酬が欲しいから動く人
- 好きな事をやりたいから動く人
など、様々です。
人が動く理由を知るには、その人を知る事でわかるようにもなりますが、一番手っ取り早いのがその道のプロにお願いする事です。
餅は餅屋で、様々な観点から的確な判断をする事ができます。
部下が動機付けられる理由をきちんと把握する事ができれば、仕事の効率が何倍速にもなり売り上げも倍増していきます。
組織のリーダーがするべき部下のタイプ別に伝え方を変える事
前述の通り、
- 人のタイプ別
- 何に動機付けられて動くのか
をきちんと把握した上で部下に指示を出す事ができれば、驚く程スムーズにPDCAを回していく事が出来るようになります。
「今まで動いてくれなかったのが嘘みたい!」
と思うようになる事でしょう。
目標達成型orビジョン価値観型の例で見ていきましょう。
とある住宅メーカーが、「もみの木」の素材を使った家を販売していました。
一般的な住宅よりも、もみの木は天然素材のため機密性に優れた家を作る事ができますが、その分お値段がかかります。
後半年でもみの木の家を300人に販売しないと、もみの木素材を使う家の販売は終了という事が決まり、もみの木住宅を販売する部署の部長が部下たちに話をする場面を思うかべてみてください。
これこれこう言う訳だから、12月までの半年間で300棟の「もみの木」の家を建てなければ我が部署は廃業となる事になった。
なんとしてでも、あと半年で300棟のもみの木の家を売る事が我が部署の目標だ。目標を達成できれば、我が部署の功績は認められて出世コースまっしぐらだ。
そんな話をしたとします。
この言葉を聞き、この部署の方々はどれだけ反応したでしょうか?
それはまずい!
何としても、半年以内に300棟だったら、一月あたり50棟がノルマだ。
今からリストを集めて何が何でも目標達成しなきゃ。
と思う部下は、残念ながら2割程度だと言われています。
これぞまさに、「目標達成型」と呼ばれる人材であり、部長が目標達成型で目標達成型の方々に響く「伝え方」をしたため、彼らが動く動機となったのです。
反対に、「ビジョン価値観型」の方々には残念ながらこの伝え方では何も響かず、行動を起こす動機とはならないのです。
彼らにとって、目標の数字を達成することや出世コースまっしぐらなどどうでも良いことだからです。
彼らは、「目標を達成する理由や過程」が大切であり、成果は後から付いてくると思っているためです。
ビジョン価値観型の方に向けては、
もっと「もみの木」の家の存在を多くの方々に知ってもらうことで、
- 家に帰るのが嬉しくなる人
- 家で過ごす時間を大切にしたくなる人
- 空気のきれいな家に住んで体調も良くなった
などいう人が増えるように、多くの人たちに存在を伝えて住んでもらおうじゃないか。
そのために、リストの中でお得意様クラスの方々から順番に、もみの木の家の快適さを伝えていってほしい。
などと、なぜもみの木の家を広める必要があるのか、その理由を伝えてさらに「何をすれば良いのかのアクション」も事細かに伝えていくことで、彼らは動くことがたやすくなります。
人のタイプを知り、伝え方を変えていくことで、驚くほど人は動くようになるのです。
いくら誠意を持って伝える努力をした所で、タイプが違えば誠意が伝わっても動かすことはできないのです。
人の心を動かす達人と言われた田中角栄
田中角栄の逸話を色々知ってるという方もいらっしゃるかもしれませんが、彼こそ人の心を動かす天才とまで言われたお方です。
なぜ田中角栄が人の心をそれ程にまで動かすことができたのか?
答えは簡単で、「人には様々なタイプがあり、人が動機付けられる理由やタイプ別の攻略方法」を知っていただけの話です。
そして、彼が何よりも持っていたのが「誰にでも合わせることができる力」だとされています。
自分という人間のタイプに執着していると、これができなくなってしまいます。
目の前にいる人のタイプを見抜き、「伝え方」や「接し方」を変えていくことで、人を動かすことができるようになるのです。
そうはいっても、誰しも田中角栄のように一瞬で人のタイプを判断する力を持ち合わせている訳ではありません。
人のタイプや何に動機付けられるかを知るには、「3つのツール」を用いるのが一番確実な方法なのです。
三つのツールに関しては、以下の記事を参照されてみてください。
部下が動かなくて困ってる。
そんなあなたは、まずは「3つのツール」を用いて部下のタイプを知り、部下を人を動かす方法を学んでみませんか?
驚くほど、あなたの組織の人たちを動かせるようになると共に業績は何倍、何十倍へと上げていくことが可能になります。