堀江貴文「多動力」の書評!人生でやらない事と付き合わない人を決めよう
- 2017/8/15
- 在り方

堀江貴文氏の「多動力」は、発売以来様々な場所で話題を呼んでいますね。
多動力について、様々な場所で色々な書評が述べられてたりもします。
アマゾンで連続1位が続いていると知れば、読まない訳にはいきません。
もしもあなたが、「自分の未来に不安を感じてる」と言うタイプの方でしたら、多動力は読むべき本でしょう。
目次
あなたの人生の時間は自分時間?他人時間?
まず大切なことは、「自分の時間」を取り戻すことだ。「他人の時間」を生かされている限り「多動力」は身につかない。
多動力より引用。
堀江氏の多動力を読んでの私の率直な感想は、「この本を読んでの感動は特に1つもなく、私の生き方そのものだった!」
これが1番の感想でした。
もちろん、ホリエモンのような壮大な人生を歩んでる訳ではありません。
でも、軸となる部分は全く同じで、人から「こんな風に生きてみたい」と言われることもあれば、声には出さずとも「適当な人生を歩んでる人だな」と思われることもしばしば。
直接言われることもありますが、人から何を言われようと自分の人生なので特に気にもとめません。
あなたの人生について、考えてみてください。
あなたは、「自分の時間」を生きてますか?
それとも、「他人の時間」を生かされてますでしょうか?
神様が唯一私たちに平等に与えてくれた24時間という時間
人生の時間って、神様が唯一私たちに平等に与えてくれたものですよね?
そんな24時間をどう使うか。
時間の使い方次第で、私たちの人生って本当に変わってきます。
時間をどう使うかを決めるためには、まずは「あなたの人生について」「人生で何を成し遂げたいのか」「どんな未来にたどり着きたいのか」について考えていく必要があります。
ぐずぐずしてると、あっという間にもうこんな歳だった!
なんて言う事になりかねません。
ゴールを決めて、ゴールにたどり着くためには何をするかを考えていくのが何をするにしても一番効率のよい方法です。
もうこれは絶対ですね。
まず、以下の表を見てみてください。
もしかしたら、どこかで見た事があると言う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな方々は勉強熱心な方々でしょう。
行動指針 | 結果 | |
---|---|---|
Why | ミッション | ビジョン |
What | 戦略 | ゴール |
How | 戦術 | 目標 |
この表は、企業が経営について考える際によく使われるものです。
これに基づき「事業計画書」の作成をする事で経営がうまく波に乗るようになると言われています。
この表を、そっくりそのまま人生に当てはめて考えていく事も可能です。
そうする事で、あなたの人生を視覚化でき、あなたの足であなたの人生を歩いていく事ができるようになります。
具体的なゴールにたどり着くための方法
抽象的すぎて難しいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
私の例で「WHY」なぜ?の部分から具体的に見ていきましょう。
具体的なミッション&ビジョンの例
私の場合の人生におけるミッションは、「もっと自由に、やりたいことをやって生きて行ける人生を歩める人を増やすこと」です。
「幸せじゃない」と思って生きてる人が、あまりにも多いということに正直隠せずにいます。
「生かされてる人生」ではなく「やりたいことをやって幸せで充実した豊かな人生」を生きていける人が増えて世界の実現が現時点での私のミッションとなります。
ビジョンは、豊かな、そして心から充実した幸せな人生を歩めることです。
そして、同じ場所にたどり着いたそんな方々と一緒に豊かさの共有をすることです。
人は一人では生きていけません。
同じ未来を見る仲間こそ、大切なものです。
具体的な戦略&ゴールの例
「WHAT」何をの部分を見ていきましょう。
ミッションを達成するために何をすればいいのかの戦略を考えていきます。
戦略の部分は、自分が成功できた事の中から再現性の高いものを探し出し、多くの方々にアウトプット、そして実践してもらう形でゴールを目指します。
ゴールは、期間内に「自分で稼ぎ出す力をつけられる人」を増やして新世界を共有する事です。
一人の力は、たかが知れています。
ホリエモンの多動力の中でも書かれていましたが、自分で出来ない事は他に得意な人がやればいいだけの話です。
そんな人たちが集まり、パズルのように組み合わさる事で大きな事を成し遂げる事ができるようになる世界が作れます。
まさに、無敵な世界なのではないでしょうか?
「未来に何の不安も感じない自分の力で道を切り開く事ができる」
そんな人たちを増やす事が、中長期的に設定しているゴールです。
具体的な戦術&目標の例
次に、HOWの部分を見ていきましょう。
戦術の部分では、具体的にどうするのか?
天職の学校で自分で生きていく力を持っている講師陣が集まり、講義を行う事で「自分の力で生きていける人材」を増やしていくという方法です。
そして、目標と呼ばれる短期的な目標は、多くの方々に天職の学校に賛同していただく事です。
多動力にも書かれていましたが、「まず何をやりたいのか?」を考えてから「そのために必要なカードを揃える事」が大切なのです。
今あるものから考えても、たかが知れています。
成し遂げたいミッションのために集められたのが、まさに天職の学校なのです。
人生の24時間を有効活用する方法
さて、話を戻します。
あなたの中にあるミッション、ビジョン、戦略、ゴール、戦術、目標は思い浮かびましたでしょうか?
できましたら、紙などにきちんと書き出してみる事をお勧めします。
視覚化する事で、頭の中の思考は整理されるためです。
「成し遂げたいミッション」が思いついた所で、「時間もないし、そんなの無理に決まってるじゃん。」とそのままページを閉じてしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、ちょっと待ってください!
無理に決まってるなどと、浮かんだ考えを自分で全て潰していたら、いつになってもあなたは変われません。
まず、一歩踏み出してみないことには何も変わらないのです。
最初の一歩って、「このままでは一生このままなんだ。」ということに気づくことなのです。
気づかなければ、ずっとそのままですよね?
気づいたら、するべき事は簡単です。
あなたの人生のなかで優先順位を決めて、「やらない事」をどんどん決めていく事で、「成し遂げたい事」のために使える時間がどんどん増えていきませんか?
時間の無駄になるような付き合いも、全て切り捨ててみるだけであなたの時間ってかなり変わります。
私はこれをやってから、人生における「やりたい事」をどんどん達成していけるようになりました。
今は、基本的に「やりたい事」しかやっていませんし、「今後付き合っていきたい人」としか付き合ってもいません。
無駄なSNSでの会話なども、一切辞めにしました。
「嫌なら辞めればいい!」
ただ、それだけです。
人生って本当にシンプルなのです。
「やりたくない事」をやめて「自分がやりたいと思う事」だけを集中してやるようになってから、あれほど感じていたストレスがなくなりました。
以前はストレスで眠れなくなるようなことも多々あり、電車に乗るのも怖いと思う程にまでなった事があります。
そんな時代があったなんて、嘘のような毎日を送っています。
無理して付き合いたくない人と付き合ってても、時間の無駄なだけです。
ワクワクしない事は、思い切って全て辞めてみる位の勢いであなたの人生を歩んでいく決心ができると、人生は大きく変わっていくはずです。
経験者は語ります。
自分でやらない事を決める事
さて、ワクワクしない事をするのを辞める所までは良いでしょうか?
その後、ホリエモン曰く「自分でやらない事を決める事」でできる事が増えていきます。
あなたが今行ってる事の中で、あなたじゃなくても出来ることってありませんか?
そんな事は、どんどん別の誰かに任せて行ってみてください。
私ごとですが、(仕事に限ってですが)数年前までは全て自分でやらなきゃ気が済まない性格でした。
他人を信用しきれてなかったという事ですね。
そのため、どんどん自分がボロボロになっていく日々でした。
でも、自分でやらなきゃいけない事なんてほんの僅かなことのみだったという事に気付いたのです。
それから、誰にでも出来ることはどんどん外注化を行っていきました。
最初は慣れていないため、余計時間がかかることもありましたが、慣れてくればこっちのものです。
その時間を使って他のことをしたり、遊びに行く事だって出来るようになりました。
居酒屋でお酒を飲んでる間に、どこかで誰かが私の仕事をしてくれてる訳ですから、これ程効率が良い事はありませんよね?
「多動力」の中にも書かれてますが、
「原液となるものを生み出し、自分が動かなくとも、自分の分身にまで働いてもらう。」
まさに、これであなたの仕事は何十倍もはかどるようになるのです。
きちんとあなたの分身を教育する事が出来れば、本当にあなたの分身がたくさんできるということになるのです。
これ効率の良い仕組みはないでしょう。
AIの進化に伴い、AIを導入していくことも可能です。
私の専門はネットビジネスなのですでに、AIに頼ってる部分がありますが、AIの進化って本当に馬鹿にできません。
短時間の間にここまで進化してきているのですから。
「やらない事を決める事」で、最初は費用対効果で考えるとマイナスかもしれませんが、或る日突然成功曲線はグンと伸びるはずです。
(多くの経験者は語ります)
あなたじゃなくて出来ること、またあなたよりも出来る人がいる事は別の方に任せて、「あなたの強みを一番発揮できる事」を行っていく事が成功の近道なのです。
そうじゃないと、人生の最期に走馬灯のように「あの時あれをやっていれば…」なんていう思考がたらふく出てくる事になってしまいかねません。
なぜ人は行動に移せないのか?多動力より
多動力では、「なぜ人は行動に移す事が出来ないのか?」についても言及されています。
そうなのです。
いつもこちらに書かせていただいてる事が、ズバリ書いてありました。
行動に移せない人とは、「他人がどう思うか」という感情で動いてる人です。
他人は関係ないですよね?
未来を作っていくのは、他でもない「あなた自身」なはずです。
誰かに「そんな事してアホじゃないの?」って言われたら辞めるんですか?
あなたの決意は、それだけのものなのでしょうか?
それはつまり、本気じゃないと言うことにもつながるのではないでしょうか?
「やりたいけど、やっぱり○○だって思われちゃうから辞めておこう。」と言う人生と、「やりたいから、かたっぱしからやってみよう。」という人生と、どちらが良いか明らかではありませんか?
どうしても「周りの人を気にしてしまう」と言う方は、合わせて以下の記事もチェックされてみてください。
あなたが行動を起こせない理由、そして何をしても満たされない理由を知ることができます。
堀江貴文著の多動力からわかった「前者と後者」の話
堀江貴文氏の「多動力」は、口コミなので正直言ってしまうと共感はしたけど役には立たない本でした。
(あくまでも私にはです。)
なぜなら、前述の通り既にそういう生き方をしているためです。
もしも、私と同じように多動力を読んで「なんだ。もうこうやって生きてるよ。」と思う方がいらっしゃいましたら、そんな方々は自分の人生を生きている方でしょう。
自分軸で、自分の人生の舵は自分でとっている方に違いありません。
多動力を読んでの口コミや書評などを見てみたら、
衝撃的な内容だった
今のあなたのいる場所で何ができるかしか考えてない場合は、衝撃的なのかもしれませんね。
相変わらず極端な内容の堀江貴文らしい本だった
極端だと感じると言うことは、あちこちにブレーキがかかっているのかもしれませんね。
色々と面白いと思ったけど、その中から数個は取り入れていきたいと思った。
面白いと思ったなら、数個じゃなくて全部やってみたら!?
わかってることだけど、実践するのが難しい。
なぜ?実践できなければ、分かってない事と同じじゃ?
失敗してもいいからやろうと思った事からやっていけば?
などと思ってしまいました。
堀江氏の多動力を読んで、「かなり衝撃的だ」と感じた方は、おそらくこれからの人生も変わる事はないでしょう。
衝撃的で終わっていたら、何も変わりません。
人が変わるのは、決断と行動あるのみだからです。
そして、まさに他人の目を気にして生きている「他人軸」で生きている方々なのでしょう。
さらに、面白い事に気付きました。
多動力を読んで、「もう既にそうやって生きてる」と思われた方は後者に多いはずです。
そして、「衝撃的だった」と感じた方の殆どが前者なのかもしれませんね。
前者、後者については以下の記事も参照されてみてください。
さて、検索エンジンから来てこの記事を最後まで読まれた方は、おそらく堀江貴文氏の「多動力」に興味があるという方なはずです。
あなたは多動力を読み、どう感じましたか?
様々な意見がある本ですが、私にとっては様々なことを考えるきっかけとなった本でした。
「自分時間」「他人時間」に関しては、堀江氏の名作「ゼロ」にも書かれてますので、何のために働くのか、ゼロから出発するために何をすればいいのかを知りたい方は合わせて読まれてみる事をお勧めします。
特に、「受動的に生きている」と言う方、「そこから抜け出したい方」には何かしらの動くきっかけとなる本となるでしょう。